犬の椎間板ヘルニア、飼い主さんにできるケアがあります

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滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診で犬猫の鍼灸治療をしています。

寒くなると、突然足腰が立たなくなるワンちゃんが増えます。
多くは椎間板ヘルニアなのですが、実はMRIを撮らないと確定診断ができないので、臨床症状だけで椎間板ヘルニアと診断するのは難しい疾患です。

主な症状は、突然痛みを訴えて歩かなくなる、うずくまったり、震えたりする。
椎間板ヘルニアは胸椎に起こることが多く、後ろ脚によくマヒが現れます。

動物病院では、血液検査やレントゲンなどで他の病気を除外した上で、「椎間板ヘルニアと思われる」という診断になることが多いですね。
重度の麻痺の場合は、MRIを撮って確定診断をした後、手術をする場合もあります。

椎間板ヘルニアと診断されたコーギーさん

先日来、滋賀ペット治療院にも大阪分院・いぬねこ治療院にも、椎間板ヘルニアの疑いで鍼治療を依頼される患者さんが増えています。

やはり、寒い季節には足腰のトラブルが増えるようですね。

上の写真は特に右後肢に強い麻痺が出ているコーギーさんですが、鍼治療の後は少し自力で立てるようになりました。

大きな犬が立てなくなると大変です

こちらは、ゴールデン・レトリーバー。
大きなワンちゃんが突然立てなくなると、介護が大変ですね。

こちらも、鍼治療と整体マッサージの後、少しずつ足が動くようになっています。

このように、椎間板ヘルニアなどの運動器系疾患には鍼治療がよく効きます。
西洋医学での治療に加えて、鍼灸や整体をぜひ治療の選択肢に加えていただきたいと思います。

でも、やはり大切なのは「家庭での飼い主さんの手による毎日のケア」なんです。

足が動かなくなったとき、飼い主さんとしてはどうしたらいいのかとても悩むところです。
無理にでも立たせた方がいいのか、安静にしておく方がいいのか。

温めた方がいいのか、冷やした方がいいのか。
マッサージやストレッチはしてあげた方がいいのか。
やるとしたら、どれぐらいの力で、どんな手順ですればいいのか・・・

こんなとき、刺さない鍼であるローラー鍼によるケアが効果的です。
ただ、優しく皮膚の上を転がすだけ。
たったこれだけで、痛みを和らげ、気持ちをリラックスさせ、血行をよくし、免疫力をアップ。
自律神経を整え、自己治癒力を増加するとともに、硬くなった筋肉や腱などを柔らかくして足が動きやすくなるよう助けます。

ローアー鍼講座の一コマ

上の写真は、「ローラー鍼によるコロコロ・ヒーリング講座」の一コマです。

とても気持ちよさそうなお顔ですね!
この、「気持ちよくなる」というのが家庭でのケアでは何よりも大切です。

飼い主さんは、難しい筋肉の流れやツボの知識を知らなくても、ただ優しく気持ちを込めてコロコロするだけで自分の犬猫が気持ちよくなる。
そんな痛みや苦しみが和らいだ気持ちよさそうなワンちゃん・猫さんの顔を見ると、飼い主さんも幸せな気持ちになれますね。

 

こちらはお灸講座の一コマ

さらに、温灸は冷えを解消し、冷えて縮んだ組織を柔らかく緩めて、こちらもとても気持ちがよくなります。
運動器系の疾患は寒くなると増加します。やはり、冷えが大敵なんですね。

実際、椎間板ヘルニアの予防に、毎日愛犬にお灸をしている飼い主さんもおられます。
お灸もローラー鍼も、硬くなった体を柔らかくする効果があります。

シニアになって硬くなった体を、もう一度若者のような柔らかく、弾力のある体にするために、家庭でのケアにローラー鍼やお灸をぜひ活用しましょう!

 

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