滋賀ペット治療院の山路です。
滋賀県で犬猫の鍼灸整体治療を行っている動物病院です。
今日は冬至ですね。
とてもそうとは思えないほど暖かい日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか？
冬至は陰が極まった日
冬至は、一年でいちばん昼が短く、夜が長い日です。
太陽の力が最も弱まり、ここから少しずつ春に向かってまた力を取り戻していく転換点。
世界中のいろんなところで冬至を「光が戻ってくる日」「新しい季節の到来」「再生の日」と捉え、さまざまな儀式や行事が行われます。
東洋医学でも、冬至は「陰が極まって陽に転ずるとき」とされています。
ここから新しいエネルギーが芽生えるタイミングというわけです。
日本の冬至の知恵に学ぶ
日本でも、昔から冬至には体を温め、運気を上げる習慣が伝えられてきました。
たとえば・・・
ゆず湯に入る
冬至といえば、やっぱりゆず湯。
ゆずは香りがよく、血行を促し、冷えを和らげると言われています。
残念ながら犬猫は湯船に入りませんので、代わりにお灸で温めてあげましょう。
ゆずの代わりに枇杷の葉温灸をしてあげたり、小豆パックの中に乾燥させたみかんの皮（漢方薬では陳皮という生薬です）を入れてみてもいいですね！
「ん」がつく食べものを食べる
冬至には
- かぼちゃ（なんきん）
- にんじん
- れんこん
- だいこん
など、「ん」のつく食材を食べると運がつく、と言われています。
特に、かぼちゃは体を温め、エネルギーを補う食材です。
犬猫にもかぼちゃを柔らかく煮て少量トッピングしてあげましょう。
手作り食の食材としてもかぼちゃは優秀ですよ！
冬至は“がんばらない日”
さて、冬至は確かに陰から陽への転換点ではありますが、エネルギーが1番低い時でもあります。
つたり、何かを積極的に始める日というよりは、ちょっと一呼吸置いて落ち着いた方がいい日です。
全ての生き物は自然のリズムの中で生きています。
寒い日はじっと寝てばかりいる、本来の自然の中ではそれが正しい養生です。
ところが、現代は情報量が多く、目まぐるしく変化が起こりますので、なかなか対応できずに取り残されてしまうこともしばしぱ。
じっとしていると不安になってしまうかもしれません。
でも、冬至のときぐらいは「それでいいんじゃない？」と一旦立ち止まってみてもいいと思います。
自分の呼吸を思い出してみてください。
吐く息と吸う息の間で一瞬空白ができますよね。
陰から陽に転じるとき、逆に陽から陰に転じるときも同じです。
ほんの一瞬の間があって、それからエネルギーが変わっていきます。
冬至は、そんなふうに一瞬だけエネルギーの動きに間ができる日だと考えられます。
毎日忙しく過ごされてる皆さんも、今日はゆっくり立ち止まって、自分や犬猫たちの体を温め、いたわってあげてくださいね！
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