滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
気象庁がこの夏の暑さを「命を落とす危険性がある暑さ」と呼び、「一つの災害ととらえている」という異例の記者会見をしました。
本当に、今年の夏の暑さは「異常」としか思えません。
各地で熱中症に倒れる方も続出しています。
この暑さで、人にもペットにも様々な影響が出ていますが、これだけはぜひとも注意していただきたいことをまとめました。
もうすでに、いろんなところでいろんな方が発信しておられますが、何度でも同じことを声を大にして言わなければと思います。
車内にペットを放置しないで!
この季節になるといつも見られるニュースなのですが、今年も駐車中の車の中にペットが放置されて亡くなるという痛ましいニュースが報じられています。
異常気象など関係なくても、この季節には駐車場に置かれた車の中は90℃近い温度にまで上がります。
ちょっと考えれば、そんな車内にペットや子供を放置しておいたらどうなるか、想像がつくと思います。
車の中にペットを放置することは絶対にやめてください。
もし見かけたら、駐車場の管理者などに報告してあげてください。
散歩は涼しい時間帯に!
散歩の時間も考えてあげてほしいですね。
今の時期、朝の6時にはすでにかなり暑くなっています。
夕方も6時半でもまだアスファルトは熱を持っており、犬にとっては歩くのはつらい温度です。
よく、日中の日の高い時間に犬を散歩させている方を見かけますが、犬にとってはとても楽しめる状況ではないでしょう。
散歩に行く前に、ご自分でアスファルトに素手で触れてみてはどうでしょうか。
この暑さなら、アスファルトで目玉焼きぐらい焼けそうです。
犬の足にとってどんなに熱いか、これもちょっと想像してみたらわかるのではないでしょうか。
暑くても寝る前のお灸は効果的
どこのご家庭でも、今年はエアコン全開のことと思います。
特に、ワンちゃんに温度を合わせて人間はガタガタ震えているという声も耳にします。
確かに、汗をかかない分、犬の方が人間よりも体温調節は難しいですね。
この時期は熱中症を防ぐためにもできるだけ涼しい環境を整えてあげたいものです。
でも、昼間38℃を超える日が続いても、夜になると少し涼しくなります。
また、一日エアコンの中にいると、外との温度差で体温の調節機能がうまく働かなくなることも。
特に、シニアの子には夏でも夜寝る前に少しお灸で温めてあげるのは体調管理にとても効果的です。
猫さんもどちらかというと冷え体質なので、お灸で腰を温めてあげることで体が楽になり、気持ちよく寝られます。
まだまだ続く暑い夏、元気に快適に過ごせるよう、できることからやってみましょう!
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もし、この中のどれかがあてはまるなら・・・
- シニアになったペットにずっと健康でいて欲しい。
- 最近うちのペットは足腰が弱くなってきた。
- 保護犬、保護猫を迎えたけど、どんなケアをしていけばいいだろう。
- 世間で噂のローラー鍼やお灸に興味がある。
- 自分のペットを楽にするために何かしてあげたい。