滋賀ペット治療院の山路です。
滋賀県で犬猫の鍼灸整体治療を行っています。
今日は人と犬猫の幸せな暮らしについて考えてみました。
幸せとはどんな状態?
人や動物が幸せを感じるのはどんなときか、考えてみました。
人によって「幸せ」の定義はそれぞれ違いますよね。
ある人にとっては「家族の健康」が幸せの第一条件かも知れません。
別の人にとっては「仕事が順調なこと」かもしれません。
「結婚して新しい家庭を築くこと」が幸せの人もいれば、「一人で好きなことをする時間」が幸せと感じる人もいますよね。
では、動物はどんなときに幸せを感じるのでしょうか。
食べるとき? 寝るとき? 飼い主さんや友達と遊ぶとき?
それとも、その全部かな?
幸せには段階がある
生き物の幸せとは「満たされていること」と考えられますが、それには3つの段階があります。
それは、
- 体と心が健康で安定していること
- 家族や友人など社会的な繋がりが満たされること
- 地位やお金など物理的な満足・好奇心が満たされること
の3つです。
健康で心が穏やかな状態でなければ、ペットとの暮らしも楽しめません。
飼い主の健康や安定した暮らしはペットの健康や心の平安にも直結しますよね!
また、人も犬猫も社会的な動物ですから、「繋がり」を大切にします。
「繋がり=良好な関係」が満たされていないと人や犬猫の幸福感は半減してしまいます。
逆に、人のストレスの大半が「人間関係のトラブル」にあることを考えると、家族や友人・職場で他の人と良好な関係を築くことは心身の健康にも影響が大きいですよね。
そして、そのストレスは一緒に暮らす犬猫にも大きな影響を及ぼします。
その上で、物欲や名誉欲、何かをやりたい・手に入れたいという欲求が満たされることで幸福な気持ちはより増します。
これは犬猫も同じで、「獲物をゲット」するような狩猟本能を満たす遊びは犬猫を幸福にします。
また、大好きな飼い主さんと一緒に何かをすることはこの上ない楽しみですよね!
幸せを脳科学で説明する
実はこの「幸せの3つの状態」は脳からの下記の3つの神経伝達物質で説明することができます。
- セロトニン=精神を安定させる働きがある
- オキシトシン=愛情や信頼の感情と関連する
- ドーパミン=快楽や意欲と関連する
では、それぞれの物質について詳細に見ていきます。
セロトニン
セロトニンは、ドーパミン(快楽を感じると分泌される)やノルアドレナリン(恐怖や不安で分泌される)をコントロールし、精神のバランスを取る働きがあります。
セロトニンの分泌が減ると、イライラして攻撃的になったり、不安から鬱、パニック状態になったりします。
セロトニンの安定した分泌が心の平安のために重要な役割を果たすんですね。
そのため、人のうつ病の薬や犬猫の分離不安を抑える薬には、セロトニンの産生や分泌を促すものがよく使われます。
オキシトシン
オキシトシンはよく「幸せホルモン」という名前で呼ばれていますので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
オキシトシンは妊娠した動物の子宮を収縮させて分娩を促したり、母乳を出させたりするホルモンです。
また、自分が心を通わせる相手と一緒にいたり、スキンシップでもオキシトシンが分泌されることから、「愛情ホルモン」などとも呼ばれています。
しかし、このホルモンは女性だけでなく男性でも分泌され、対人関係を円滑に進める助けになることが研究でわかっています。
猫を撫でているときになんとも言えないほんわかした気持ちになるのは、オキシトシンのおかげかも知れませんね。
そして、同じように撫でられている猫の方もオキシトシンが分泌され、幸せを感じます。
ある実験では、人は犬と見つめ合うだけでオキシトシンが分泌されるという結果が出ていました。
そして、幸せを感じた人は犬をやさしく撫で、その結果撫でられた犬にもオキシトシンが分泌されます。
犬でも猫でも、オキシトシンは人とペットの幸せをお互いに高め合う相互作用があるんですね!
ドーパミン
ドーパミンは脳内にある神経伝達物質の1つです。
様々な働きをしますが、中でも有名なのは「快楽の感情を引き起こす」ことです。
たとえば、お手伝いをした後にご褒美をもらえるとドーパミンが放出され、「気持ちがいい」と感じるのでまたお手伝いをしようという意欲につながります。
そして、このドーパミンは「期待してたよりいいものが出た」ときにより多く放出されるため、「テストで100点取ったら毎回ご褒美をもらえる」子どもが、ある日60点だったのにご褒美をもらえると「やったー!! 期待してなかったのにご褒美がもらえたぞ!」と、ドーパミンがいつも以上にたくさん出るので次回からもっと勉強しようという意欲がわくというわけです。
人がギャンブルに依存していくのもこういうメカニズムによるんですね。
「毎回コンスタントに当たる」のではなく「たまに大当たりする」と、より深みにはまってしまうのです。
ローラー鍼やお灸は人とペットを幸せにする!
さて、ペット鍼灸入門講座を受講された方は、ここまで読んでピンときたはず。
そう、ローラー鍼やお灸は「セロトニン」の分泌を促し、犬猫たちをリラックスさせて心身の安定を促すのです。
つまり、ローラー鍼やお灸でケアされると動物たちは幸せな気分になれるというわけです!
さらに、優しい皮膚刺激と飼い主さんとのふれあいが「オキシトシン」の分泌も促しますので、飼い主さんと犬猫との絆が深まり、ますます幸せを感じるのです。
素晴らしいですね!!
わずか1日5分〜10分のケアで人も犬猫も健康を保ち、幸せになってしまう。
私が「一家にひとつローラー鍼とお灸!」を常々声高くいっている理由をおわかりいただけたことと思います。
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うちの子の幸せはどんなとき?
私にとっての幸せは、朝夕、気持ちのいいお天気の日に犬と散歩すること。
そして、冬の寒い日に猫が布団に入ってきてくれること。
そんなとき、うちの犬猫たちも私と同じように幸せを感じてくれてるといいんですが。
皆さんが幸せを感じるときはどんなときですか?
そして、皆さんの家のワンちゃん・猫さんが幸せを感じるのは?
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もし、この中のどれかがあてはまるなら・・・
- シニアになったペットにずっと健康でいて欲しい。
- 最近うちのペットは足腰が弱くなってきた。
- 保護犬、保護猫を迎えたけど、どんなケアをしていけばいいだろう。
- 世間で噂のローラー鍼やお灸に興味がある。
- 自分のペットを楽にするために何かしてあげたい。