名古屋市のドッグカフェ・プアララさんで、デビー・ポッツ先生のT-touchセミナーを受講しました。
T-touchには以前から興味があったのですが、なかなか受ける機会がなかったので、今回は受ける前からとてもわくわくしていました。
T-touchの手技は「ゆっくり円を描いて皮膚を動かす」という、独特の触れ方をするのですが、それで体にためこんでいる力(ストレスのようなもの?)をリリースするというものだそうです。
理屈は簡単そうなのですが、いざやろうとすると奥が深いです・・・
でも、「心と身体と感情のバランスを元に戻す」というところが東洋医学ととても似ていると思いました。
そして、何よりも私が共感したのは、「犬は何をしてもそのままでいい子であり、人がコマンドを使って何かをさせようとかやめさせようとかするのではなく、ただよく観察して歪みや緊張を解除することを考える」というところです。
「犬が吠えています。吠えているのをやめさせようと無理やり座らせてアイコンタクトをとっても、犬がなぜ吠えているのかを理解しなければ犬の感情の問題は解決できません。」
「吠えなくてもいい環境設定と、犬の気持ちをなだめた上でして欲しい行動に導くことが大切」
という考え方は、応用行動分析による問題行動の対処ととても似ていると思いました。
デビー先生も講座の中で言っておられましたが、一日ではとても全てを覚えきれないほどの情報量の多い、中身の濃い講座でした。
動物の心身をリラックスさせ、呼吸を落ち着かせることで鍼治療との併用も効果が高くなりそうです。少しでもたくさんのペットが気持ちよくなれるよう、治療もいろいろ工夫していきたいと思います。
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