
鍼、気持ちいいのかな。
滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
14歳の柴犬さん。
2年前に胆管の閉塞で手術をし、その後脾腫で脾臓を摘出。膵炎になったり、甲状腺機能低下症になったりでいろんなお薬を飲み、今度は副腎皮質の機能にも異常が出たとのこと。
高齢なのもあるのですが、元気が急になくなってきたようで心配になり、鍼灸による治療を、と依頼をいただきました。

お灸も気持ちがいいですね!
いつものように、足りない気を補い、体全体の気の巡りをよくするための鍼とお灸を施術。
最初は緊張でこわばっていた体も、最後にはすっかり緩み、リラックスした表情で眠ってくれました。

こんなにほっこりした表情に・・・
飼い主さんには「甲状腺のお薬を飲ませ始めてから、いつもハアハアと息が苦しそうで、夜も寝にくそうでした。こんなにゆったりした顔で寝るのは久しぶり。」と言っていただきました。
鍼灸は、体が本来持っている「治ろうとする力」を強めます。
薬をたくさん飲んでいるペットには、代謝を促進し、自律神経を整えてリラックスを促す効果があるため、鍼灸の併用はとても効果があります。
普段から心身がリラックスしていると、体調をよりよく保ち、いろんな病気を予防することができます。
できれば、病気がひどくなる前に定期的なメンテナンスとして鍼灸治療を受けるのがオススメです。
また、ローラー鍼やお灸は、ご家庭で飼い主さん自らが手軽にできる健康管理として特にオススメします。
高齢のペットと暮らす飼い主さん、鍼灸を是非試してくださいね!