滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。
「ペットに鍼灸治療を」と希望される場合、そのペットの多くは年老いていたり、足腰が立たなくなっていたり、動物病院で手術や投薬治療を受けていてもすっきりと改善が見られなかったり、手術そのものをためらわれたり・・・というケースがよくあります。
飼い主さん自身が非常によく勉強しておられて、いろんな選択肢の中で「じゃあ、一度鍼灸も」と決断されるケースが多いようです。
年齢的な要因等から、鍼灸でも完治が難しいケースは少なくありません。
ペットのためになんとかしてあげたいと一生懸命な飼い主さんを見ると、「なんとか力になりたい」と思う反面、自分の無力さを感じることもよくあります。
これはどこの動物病院の先生でも、また人間のお医者さんでも感じることだとは思いますが、やはり最後は本人の「治ろうとする力」によるところが大きいのかもしれません。
私自身、鍼灸治療を始めてまだ日が浅いのですが、一つだけ確信していることがあります。
それは、「飼い主さんの手に勝るケアはない。」ということです。
自分のペットがだんだん年を取ってきて、若い頃のように体が動かなくなったり、病気がちになってきたけど、どうしたらいいかわからないという飼い主さんもたくさんおられます。
そんな飼い主さんたちに「飼い主さん自身の手でペットの健康を保ち、心身を楽にしてあげるためにできることがたくさんありますよ!」をお伝えしていきたい。
すべての飼い主さんとペットが、笑顔で幸せな気持ちで最期のときを迎えられること。そのために私のできることをしようと思います。