シニアペットを看取るということ

Share on Facebook
Pocket

キャバリアのはなちゃん

寝たきりになる前のキャバリアさん

毎日、暖かいと思ったら急に冷え込んだり、今年は夏もそうでしたが、なんだか天気が定まらなくて体調管理が難しいですね。

私の患者さんはシニアペットが多いので、この季節は堪えるようです。
ここのところ、体調を崩したり亡くなったとご連絡をいただくことが増えています。

猫さんにローラー鍼

ローラー鍼で気の流れを整えます

ペットの最期を看取るとき。飼い主はどうしたらいいのでしょうか。
一秒でも長く一緒にいて欲しい、そういう思いで体調が悪くなってきたペットに何かしてあげたいと思うのは当然ですよね。

これは、ペット鍼灸セラピー協会の代表で私の師匠でもある蛇場見先生の言葉なのですが、
「生き物は、最期は枯れるようにして死んでいくのが理想的」とのこと。
本当にその通りだと思います。

自力で食べられなくなったとき、自力で水を飲めなくなったとき、動物の体はこの世での店じまいの準備をしているのではないかと思うのです。
そうやって、動物の体も植物が枯れていくときのように徐々にその機能を閉じていくのではないかと。
だから、そういう準備を始めた体に強制的に食物を入れようとしたり、点滴で無理に水分を補おうとするのは間違いなのではないか、と。

バーちゃん猫

亡くなる直前のバーちゃん1号とそれに寄り添う2号

それを強く思ったのは今年の始めに我が家のバーちゃん猫を看取ったときです。
うちに引き取ったときから腎臓が悪かったバーちゃん。
慢性の腎不全が進んで、食欲も落ち、ひどい脱水状態になりました。

脱水状態は辛いだろうと思い、毎日皮下点滴をしました。
慢性の腎不全の場合、皮下点滴は必要な処置です。一時はそれで体調が戻ったように見えました。

でも、ある日点滴の直後に大量に血液の混じった液体を戻したのを見て、
「もしかしたら、これ以上点滴をするのは逆に苦しめるのでは?」と思い、その日から点滴をするのをやめました。
皮下点滴と嘔吐の因果関係はわかりませんが、私にはバーちゃんの体が「もうこれ以上水分は必要ない状態だ」と言っているように思えました。

その後、程なくしてバーちゃんは亡くなったのですが、私にはどうするのが一番よかったのかと、しばらく後悔が残りました。

往診でシニアペットに鍼灸治療をする際には、「少しでも気持ちがよくなるように」を心がけています。
一時的にでも食欲が戻ったり、夜ぐっすりと寝られたり、排泄がちゃんとできたり。
バランスを崩した体が少しでもバランスを戻せるように。

その子たちが亡くなったと連絡を頂いたときに、「おかげさまで枯れるように息を引き取りました。」と言われると、悲しい中にもちょっとホッとした気持ちになります。

一生懸命介護をしてきたペットが亡くなるのはとても悲しいし、寂しいものです。
でも、最後の旅に出るペットを飼い主さんが少しでも笑顔で見送れるように、そんなお手伝いができれば・・・と思います。

 

 

Share on Facebook
Pocket

もし、この中のどれかがあてはまるなら・・・


  • シニアになったペットにずっと健康でいて欲しい。

  • 最近うちのペットは足腰が弱くなってきた。

  • 保護犬、保護猫を迎えたけど、どんなケアをしていけばいいだろう。

  • 世間で噂のローラー鍼やお灸に興味がある。

  • 自分のペットを楽にするために何かしてあげたい。