ペットを看取るということ

Facebook にシェア
Pocket

ゴン、雪

数年ぶりの大雪になりました

滋賀ペット治療院の山路です。
主に往診でペットの鍼灸治療をしています。

今年は久しぶりに雪がたくさん降った冬でした。皆さんの地方はいかがだったでしょうか。

このところの寒さのせいか、往診先や友人のペットが亡くなったという知らせを相次いで受け取りました。
特に往診先のワンちゃんはシニアが多いためか、この寒暖差の激しい気温や気圧の乱高下がこたえたのかも知れません。

ペットを看取るというのは、何度経験してもつらく、悲しいものです。
でも、どんなに手を尽くしてもペットは私たちより早く亡くなります。

そして、どんなに一生懸命手を尽くしても少なからず飼い主には後悔が残るものです。
「もっとこれをしてあげたらよかったのかも・・・」
「あれをしたのがいけなかったのか・・・」

ペットの病気の治療をどこまでやるかは人によって考え方が違うと思います。
手術や投薬、たくさんの選択肢の中から少しでもよくなるためにと治療を施す方。
高齢のため、重ねての治療を選択せず、自然なままで楽に暮らせることを望む方。
これ以上の苦しみを与えないために安楽死を選ぶ方。

どれが正解ということははありませんし、どんなことをしても「飼い主の自己満足なのでは?」「本当は苦しんでいるのではないだろうか」という悩みがつきまといます。

ただ、一つだけ言えるのは「飼い主さんの思いをペットはよく知っている」ということです。
そして、飼い主さんの手によるケアはペットにとって何よりも効果が高いということです。

飼い主さんが優しく撫でてくれる、温めてくれる、一緒にそばにいてくれる、それだけのことが痛みや苦しみを和らげ、ペットが最期を迎える瞬間まで幸せな気持ちにしてくれると思います。

猫、小豆パック

小豆パックでくつろぐバーちゃん

ペット鍼灸セラピーがそんな飼い主さんとペットのために、少しでも力になれば幸いです。

 

Facebook にシェア
Pocket

PAGE TOP